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ヴィノテークに掲載


ヴィノテークに掲載されました。30年以上続く老舗のワイン雑誌です。代表者が田崎真也さんというのも特徴的。

ワインと食とSakeと ヴィノテーク ワインビジネスシーン

ひたすら誠実に
ワインの二次流通を構築する
フードマインド・ジャパン

東京・四谷駅から5分とかからないビルにフードマインド・ジャパンはある。一見普通の事務所だが、中に入るとスタッフがドンペリニヨン・ロゼを手に奥へと消えていき、さらに見回すと部屋の一角にはパヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーやウニコなど高級ワインが立ち並んでいる。ワインの買取と販売、ネットオークションを中心業務とする会社だ。代表取締役社長の細谷信介さんが2005年に立ち上げた。
細谷さんがワインとかかわるまでには紆余曲折があった。
「もともとはプロのバスケット選手になりたかった。でも挫折して。次の夢として自ら会社を興したいと思うようになった」というのが大学2年生のときだった。2002年に大学卒業後、将来的にインターネットの時代がくると確信し、IT企業に就職。「今後のキャリアにインターネットは必須と思っていたし、ヴェンチャー企業の精神や経営についても学ぶことができた。ただ、通信という無機質なものを売るという仕事に気持ちがだんだん乾いてしまった」と転職を考えた。そのときに見た求人雑誌にあった”生産者の情熱を日本の人々に届けてください”というキャッチフレーズに惹かれて、ワインインポーターの営業職の道に進むことになった。「人が造るもの、気持ちが込められているものを売ることに楽しさを覚えた。造り手がどのように造って、どこにこだわりをもっていて、だからこのワインはこんなにおいしいんだ、というストーリーがある。掘り下げて分かりやすく説明すると売れるし、お客さまに気づいてもらえるのがうれしかった」と、ワインビジネスの起点に立った。

徹底した信頼を得る

インターネットワインショップの店長職を経て、「ワイン好きの、ワイン好きによる、ワイン好きのための会社をつくりたい。ワインへの思いをどんどん集めて、社員、会社、そしてお客さまを抱えていきたい」とフードマインド・ジャパンを創業。
当初の仕事はインポーターから酒屋への卸売業だった。買い取り業を手掛けたのはレストランから「ロマネ・コンティを買い取ってくれないだろうか」という相談を受けたのがきっかけだった。「そんなことはできません、と言いかけたが、ちょっと待てよと。約65万円のものんを50万円くらいで売ってくれるという。酒屋さんに話したところ55万円で買ってくれた。おそらく、在庫を抱えて売れなくなるのは、ワインに永続的に発生する問題なのだろうと。そのような二次流通は必ず起こる。ならばしっかりビジネスにしてみようと思った」
当時、ワインを買い取る業者はほかにもいたものの、専門的な知識がなく、きちんとした値付けがされていなかったという。二束三文で買いたたかれて、嘘をついて売るような流れではなく、適正価格で適正に販売することで徹底した信頼を得ようと思った」と話す。買い取るワインは直接の持ち込みや送付、あるいは出張のいずれかで受け付けられている。デイリーワインから高級ワインまでさまざまだという。中には5年前のボジョレ・ヌーヴォだったり、カラーコピーしたラベルが貼られたペトリュスがきたこともあったとか。
多くは一般のワイン愛好家からの依頼だ。月に1000本くらいの査定をこなす。ラベルとキャップシールの状態、液面の高さ、色調などをチェックし、市場価格調査をしたうえで買い取り価格を決定する。ワインは湿度70%、温度16~18℃の倉庫で保管。楽天のネットショップhttp://www.rakuten.co.jp/auc-fmjshop/とヤフーオークションの「ワインラヴズ」http://storeuser9.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/wineluvsで販売される。前者では主に、稀少価値が高く、著しく状態のよいワインを中心に販売。例えばドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ1945のジェロボアムボトルやシャトー・ディケム1874などなど。後者は1円からスタートするオークションで競り落とすシステムだ。
「意外になかなか落とせないので面白いですよ」と細谷さん。「ネットオークションってよく分からないから、と最初はだれもが尻込みする。でも、10年前にインターネットが普及し始めたときと同じ状況ではないかと。今から10年後にはネットオークションでより安くよいものを買うことは日常になっているのではないかと思う」と期待する。
細谷さんは買い取り業を「ワインの売却支援業」と呼び、その業務を通じ、ワイン業界と産業の発展に貢献するのが目標だ。「ワインは金融資産でもある。安心して売り買いできるよう、常に誠実であり続けたい」と言う。
昨年、ネットショップだけではなく、実店舗も開いてみた。「好みのワイン屋さんが近所にある人ってなかなかいない。ならば、つくってみようと思った。ただ、コスト面を考えて仕切り直しが必要になった。あらためて挑戦したいと考えているが、今年は買い取り業に専念するつもり」と。「ビジネスをひとつに集中させるのはリスクも伴うが、地道にやっていきたい」と語った。<N.INAGAKI> ヴィノテーク誌


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