リカーショップ愛、安井氏の自伝 - ワイン買取会社の社長ブログ
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リカーショップ愛、安井氏の自伝


ワインビジネス 店を持たない不思議な酒屋が成功した法則と、輸入ワインの歴史 安井康一氏

私がワイン業界に参加したのは2003年。すでにリカーショップ愛さんは有名になられていました。若い私にはそのビジネスモデルの凄さを理解できませんでしたが、イメージは強くあって、なんだか独自に工夫されてファンが多い会社なんだなと思っていました。

1988年にワイン専門の卸酒屋さんとして起業し現在まで。ワインの業界で中間業者として成功された方です。非常にシンプルなビジネスです。飲食店だけをお客様とし、ワインのみを扱う。それ以外はやらない。手間がかかるホテルもやらない。店頭の個人客もやらない。営業マンは最少にしてワインリストで販売する。全て試飲で合格したワインのみ、リスト2000アイテム以上。価格競争もしない。重要な配達は自走で定温管理。

間口を限定し、奥を深くする。

商いとは売りに来た人から買って、買いに来た人に売る。

会社を大きくするよりも、会社は小さくて良いから、なんとか黒字にしてわずかの税金を払うのが良い。

勉強になりました。

かつての私のイメージではレストランへの新規参入の営業はかなり時間や手間を使いながら売上を上げづらいと思っていました。営業訪問のためのアポの電話にも時間を気遣い、訪問できる時間も限定される。訪問先の場所も様々、駅から遠いところへ汗をかいて歩いていく。営業の甲斐あってオンリストされると在庫を切らせないが、輸入元の仕入れ担当者もそれなりに海外とやりとりして頑張っているがワインは切れてしまう。本数を確保するが他の営業マンとやりとりも面倒だし資金も寝るのは経営的にも良くはない。営業マン1人あたり300万売るのも大変。さらに属人化が強く、その営業マンが辞めてしまえば売上はすぐに落ちる。

そのような要因を全て解消したビジネスがリカーショップ愛さんのビジネスモデルだったのだと思います。徹底した因数分解による大胆な取捨選択。

ワイン屋さんとしての一つの至福は、オススメしたワインを買ってもらい美味しかった、またお願いと言われることです。それだけをどれだけシンプルに確立できるか、欲が出て輸入を始めないか。耳に痛い言葉も多いです。

今、ワイン買取ビジネス以外は手を出さず、できる限りシンプルにしているのもこのようなご先輩を参考にしているからだと思います。


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